まずは今回お会いする存在から感じる色です。
グレー:げんなり
白:装い
赤:激しさ
緑:植物、葉っぱ
赤:木の実
紫:思いやり
虹:野原
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ことはさんに伝えたい事があるのはどなたですか?
激しい風
この平原は、いつもとても風が強い
物凄く広い草原
平らじゃなくて、こんもり高くなってる場所とか、低い場所とかあって波打ってる感じ
はるか遠くに山脈が見える
風が強いというのは、とても大変な事
沢山の道具を持たなかった時代の人々にとって
強風の中での作業は、なんだって大変だった
草原には、まるで巨大な誰かがポンと置いたような
巨大な岩が一つあって
その岩のふもとに小さな集落がある
この巨大な岩の影だけが、強風から家々を守れる場所だった
草原はとても広いけど
家の数は、そんなには増やせない
集落が増えて広がれば、巨大岩の陰から出てしまう
強風をもろに浴びてしまう
集落に建っている木造の家は、20軒ほど
この集落に、ベビーブームが訪れた
数年間にわたり、やけに子供が沢山生まれた
ベビーブームに生まれた子供たちが大人になると
集落に家が増えた
皆、巨大岩の陰に住みたいから
家々の間隔は狭くなって
新しくて小さな家が沢山建った
彼女はベビーブームの終わりに生まれた
7人兄弟の末っ子で
長男と長女は実家に残り
あとの4人は実家を出て、自分の家を建てた
長男、長女以外が結婚すると、集落のみんなで新婚カップルに家を建てるしきたりだった
彼女が結婚したとしても
もう集落には…巨大岩の陰には、家を建てる場所はなかった
彼女だけじゃない
彼女よりも若い誰にも
もう土地は残っていなかった
彼女は決心した
ここを出よう
この巨大岩の影を
この集落を出よう
もちろん、一歩も出た事がないっていう訳じゃない
草原にはポツポツと木が生えていて
みな、木を切って利用していたし
巨大岩の向こう側には湧き水が出るから
毎日風が吹く中を歩いて、水を汲みに行っていた
この草原を出よう
はるか遠くに見える山脈まで行ってみよう
山には木々が生えている
風から守ってくれる
彼女は出掛けた
山脈を目指して
集落の人々は、止めなかった
彼女の気持ちは痛いほど分かったし
今までにも、山脈を目指していなくなった人はいた
皆戻ってこなかった
山脈に辿り着いたのか、それとも途中で力尽きたのか
誰にも分からなかった
彼女は出掛けた
持てるだけの水と食料を持って
集落の人々が後ろから見守っているのを感じながら
振り向かずに歩き始めた
風が強くて
歩いていると、すぐに疲れてしまう
向かい風の中を歩かなくちゃいけない
木を見つけて、幹の陰で休憩を取りながら
少しづつ進んだ
空を鷹が飛んでる
風を利用して
ほとんど羽ばたく事なく
まるで遊んでいるように、フワフワと
風まかせに色んな方向へ飛んでる
本当に遊んでいるのかもしれない
飛べたらいいのに
巨大岩の影に住む人なら
誰だって、何度も願った事のある願い
彼女は改めて思う
飛べたらいいのに
『ラクして辿り着けるなんて、そんなうまい話あるわがけない』
向かい風の中を歩きながら、ふとそんな言葉が頭によぎる
自分で考えたのかな?
そんな事考えたっけ?
ちょっと不思議に思う
またしばらく歩いていると
『ラクして辿り着いて、何が悪いの?何も悪い事なんてない』
今度はそんな言葉がよぎる
しかもさっきとは、印象が違う
さっきのは男の言葉っぽかったのに、今度は女の言葉
自分で考えてるのかな?
そんな事考えてたっけ?
また不思議に思う
さらに歩いてると
『幸せに辿り着くには苦労するのが当たり前、という考えを捨てなさい。
ラクして辿り着いても構わない、と知りなさい。
そして自分はラクに辿り着くんだ、と決めなさい。』
と聞こえてきた
…だれ?
誰かが私に喋ってるの?
『そうよ。あなたに話してるの』
あなたは誰!?
『私はあなた』
え…やっぱり自分で考えてるのか
自分の想像って事?
遠くの山脈を目指して歩くと、頭がおかしくなるのかしら…
『違うわよ。わ・た・し・が。あなたに話してるの』
?
『私はあなただけど、別々なの。
一緒だけど別々。
私の言う事を信じて。やってみて。』
何を?
『幸せに辿り着くには苦労するのが当たり前、という考えを捨てる。
ラクして辿り着いても構わない、と知るのよ。
そして自分はラクに辿り着くんだ、と決めるの。』
そうしたらどうなるの?
『そんな戯言を信じてはいけない』
!!!
今度は誰!!??
さっきの男の人!!!
あなた誰!!??
『私を信じなさい。私に従えば、幸せへと辿り着ける。
苦労なしに幸せを掴んだ人間なんて、ひとりも居ないんだ。
成功を掴むものは、いつだって陰で必死になって努力している。
だからこそ幸せへと辿り着く事が出来る。
どれだけ苦労をするか、どれだけ汗を流して努力するか。
成功とはそこにかかっている。
あの女の声に騙されてはいけないよ。
あの女はお前に、ラクをしろと言っている。
おまえから努力する気力を奪い、のたれ死させようと企んでいるのだ。』
彼女は考えた
これは一体、どういう事だろう??
一世一代の大決心をして、生まれ故郷の集落を出て
草原を歩き始めて数時間
私はどうかしちゃったんだろうか?
それともこれは、誰にでも起きる事?
集落を出て山脈を目指し歩く、全ての人に起きる事?
とにかく、声は2つ
女の声と、男の声
女は言った
『私はあなた』と
何度も言っていた
男は…
男は、自分の正体を明かさなかった
自分が誰なのか言わずに
自分の伝えたい事だけを言った
自分の正体に自信があれば
言うはずじゃない?
彼女は決めた
「女の人の言う通りにするわ」
声を出して言った
男の気配が消えた
頭の中で会話しながら、激しい向かい風の中を歩いていたので疲れて
彼女は近くに見つけた木の下に座って風をよけ、休憩した
持ってきた水をひとくち飲んで
下を向いて目をつぶって
女の声が言った事を考えてみた
『幸せに辿り着くには苦労するのが当たり前、という考えを捨てる。
ラクして辿り着いても構わない、と知る。
そして自分はラクに辿り着くんだ、と決める。』
そう言っていた
幸せに辿り着くには苦労するのが当たり前、という考えを捨てる…
山に辿り着くには苦労するのが当たり前、という考えを捨てる…
ラクして辿り着いても構わない、と知る…
ラクして山に辿り着いても構わない…
自分はラクに辿り着くんだ、と決める…
私は…
私は、山脈までラクして辿り着く!
こんな激しい向かい風の中で、こんなに一歩一歩苦労して
風で目に色々入るから、ずっと下を向いて
自分の足元だけを見ながら歩くのは、もうやめる!
私は山脈に、ラクして辿り着く!
決めた!!!
試しに思いっきり、そう思ってみて
そして下を向いてた顔を上げたら
急に前から強風がブワーー!っと顔を襲って
あまりの強さに目をつぶって顔を背けて
両手で顔を守った
なに!?
なに!!!???
さっきまで、下を向いてる間はこんなじゃなかったのに!!!
っていうか私この木の、風の反対側で休憩したんじゃなかった?
あれ?
って、いうことは…?
風の向きが変わったーーー!!!(◎_◎;)
今まであの集落に住んでて、一度も風の向きが変わった事は無かったのに!!!
それとも、もしかしてこういうものだったの?
草原の小山をいくつか越えると、風向きは違う方向に行ってたの!?
と…とにかく…
これ、山脈に向かって歩くのに、、、すごいラク!!!
後ろから風が押してくれる!!!
すっごい、ラクーーーーーっっっ!!!
良かった
女の人の声を信じて良かった
このまま行こう
ね?女の人
まだ一緒にいてくれてる?
『いますよ。ずっとそばにいます』
あなた、名前なんていうの?
『ラズベル』
ラズベル、これからよろしくね
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お名前は?
ナタリー
どうして今回出てこられたんですか?ことはさんに何を伝えたかったんですか?
「魔の者の愛し方」を学んだ経験があるので、「魔の者の誘い方」も十分に勉強していました。
なので本能的に、どうしたら魔の者の正体を暴くか知っていたのです。
今の本体もそうです。
無意識に、自然に、魔の者を避けて通る事が出来ます。
自分に入り込ませる前に、逃げる事が出来ます。
なるほど!
で、この後どうなったんですか?
山脈に到達したんですか?
しましたよ(^^)
そして山に入ってからも、ラズベルの助言に従って、いつも幸運に恵まれました。
水や食べ物に困ったことはありませんでしたし、新しい仲間たちにも出会えました。
もちろん、全てがすんなり行ったわけではありません。
ラズベルの言う事を信用できず、特に最初の頃は…失敗もたくさんありました。
この人生で「自分の中の自分をとことん信じきる」という事を学びました。
そうだったんですね!
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ご本人からの質問です。誰が答えてくれますか?
「私が答えます」ってニコニコしてるのは…
もしかしてラズベルさん?
「そうです」
白い服のラズベルさん
質問回答、よろしくお願いします!
ーーー
質問:
世の中の男尊女卑な風潮が気になっています。
今回の生で、女性としての人生を送るのにはどんな学びがあるのでしょうか?
男性の、女性に対する態度の問題。
これはあなた自身だけのカルマではありません。
日本全体、地球全体が背負ったカルマです。
あなたの本質は、とても勉強が好きです。「知る」のが好きです。
理解出来ない事柄は、自分が直接体験したい。そう強く願います。
今回のあなたは地球全体のカルマのひとつを知り尽くすため、自分から飛び込んで行きました。
でもあなたは、そこから抜け出す方法も、ちゃんと持って生まれました。
この世は女が辛くて当たり前、という考えを捨てればいいのです。
それが当たり前だと信じる事をやめれば、状況は変わる。
あの時、私が一生かけてとことん教えてあるのですから(にこっ)
今日は初チャレンジ。2つ違う種類のボタンを置いてみます!
ナタリーさんの体験を、ちょっと味わってみるコーナー\(^o^)/
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